【メダカ】ゾウリムシサーバーをつくってみた!【②収納ケースの作成と使い方】
①で本体(ボトル)を作成しました。このままの運用でも良いのですが真冬、真夏対策で発泡スチロールカバーを作りましたのでご覧ください。
真冬、真夏の温度対策&溶液こぼれや見た目(だんだん水が汚くなるんです。。)、臭い対策の為、ダイソーのクーラーボックスでカバーを作ってみました!安定してゾウリムシを増やすことが出来るのでこちらも挑戦してみてください。
【材料】
カバー部
・ダイソー 150円「クーラーボックス(350ml缶6本タイプ)」×2個
・ダイソー 200円「すきまテープ(防水)」(100円の防水では無いタイプでも可)
水漏れ防止カバー部
・ダイソー 100円「水切りフィルター 三角コーナー用 不燃布タイプ」
・ダイソー 100円「PPシート 乳白色 両面つや消し 0.75mm」
・ダイソー 100円「ビニールテープ」
・セリア 100円「園芸用ビニールタイ」(もちろんダイソーでも可)
運用時
・ダイソー 100円「コーヒーフィルター 2~4人用」
・ダイソー 100円「コーヒードリッパー」
・ダイソー 200円「耐熱計量カップ(500mL)」(同容量のコップ等でも可)
・セリア 100円「ふるふるカップ」(コーヒードリッパーの下皿になれば何でもOK)
・ゾウリムシ 種水 アマゾンで500円前後
・エビオス錠 600錠がアマゾンで700円前後
【工具】
①カッター
②定規
③キッチンバサミ
【作り方】
①下部クーラーボックスにすきまテープを張ります。
クーラーボックスの上蓋を取り外し、すきまテープを隙間無く張っていきます。
②上部クーラーボックスにコック部軸径分の切れ込みを入れます。
コック部軸径は14.3mmなのでカッターで切り込みを入れて上から被せる事が出来るように調整します。定規で高さや幅を測りながら上下クーラーボックスの隙間が最小になるように作りこんでください。コック部の凹凸があるので写真の様に角度をつけて切り込みを作っていきます。内側も凹凸に合わせて切り込みを入れてスムーズに開け閉め出来るかを確認してください。
③水漏れ防止カバーの作成
ゾウリムシを培養していると、溶液に澱が出てきます。そのままだと汚いので水切りフィルターで澱を取り、PPシートで溶液の流れを調整します。
水切りフィルター(不燃布)の端を切り取ります。又PPシートをキッチンバサミ適当な大きさに切り取りビニールテープで写真の様な造形を作ります。
水切りフィルターを園芸用ビニールタイでコック部に取り付けます。PPシートはクーラーボックスとボトル本体の圧力(ちょうどピッタリなので)で引っ掛けるように固定します。
セットが出来たらボトルの上蓋をつけて、上部クーラーボックスを被せて完成です。
余ったクーラーボックスの蓋2個はゾウリムシサーバーの下にひき耐熱計量カップとコーヒードリッパーをセットする高さの調整に使用します。
【使い方】
使い方としては・・・
<準備>
①水道水をコック部より数センチ上になる位入れ、コック開けて水を出します。その後水が出なくなったらコックを閉めてエビオス錠を7粒(500ml当たり1錠)入れます。
②耐熱計量カップにゾウリムシ種水と水道水合わせて500ml位を入れます。私はカルキ抜き剤を入れませんが、気になる方はお好きなカルキ抜き剤を適量入れてください。
③耐熱計量カップに入ってるゾウリムシ入りの水道水をゾウリムシサーバー内に入れます。
(この時点でコック部下部の水道水約3000ml+計量カップの500mlの溶液量となります)
④10分後エビオス錠がすべて溶けて沈殿していると思いますので、割りばし等で良くかき混ぜます。
⑤ゾウリムシサーバーの蓋をしてクーラーボックスの上部を取り付けベランダ等で数日~1週間程放置します。時々様子を見て培養出来ているかを確かめます。可能なら毎日かき混ぜて下さい。(私は面倒なので放置してます)
気温や種水の量(元になるゾウリムシの量)によりますが、溶液の上澄みにゾウリムシが大量にいることが分かれば完成です。
<運用>
①コーヒーフィルターをセットしてコックを捻りゾウリムシサーバーの上澄みがフィルターを通して耐熱計量カップに溜まります。水切りフィルターは大きな澱みは取れますがゾウリムシは小さいのでコーヒーフィルター内に溜まっていきます。500mlの溶液が出た後勝手に止まりますのでコーヒーフィルター内に溜まった溶液が無くなるで放置してください。その後コックを戻し溶液が出ない様にします。
これを忘れると⑤で計量カップの溶液をゾウリムシサーバーに戻す時、コックから溶液が漏れ出し大変な事になります(経験談)
②ふるふるカップ(透明な方)の上にコーヒーフィルターをセットしたままのコーヒードリッパーを置き稚魚水槽の所まで持っていきます。
(要はコーヒーフィルターの水が垂れなければ良いので受け皿なら何でもOK)
③コーヒーフィルターを稚魚水槽の水の中で洗います。
(ピンセットでつまんで稚魚水槽内でフルフル)
これにより、フィルターに付着していたゾウリムシを稚魚水槽内に撒くことが出来ます。
④稚魚水槽の上でコーヒーフィルターを良く水切りした後、ベランダ等でコーヒーフィルターを乾かします。(再利用します)
1枚で10回以上使えます(エコです!)。フィルターに汚れが付いたり、劣化してフィルター機能が低下し耐熱計量カップ内にゾウリムシが目立って残る様なら新しいコーヒーフィルタに交換します。
⑤耐熱計量カップ内の溶液をゾウリムシサーバー内に戻します。(コックの閉め忘れ確認ヨシ!)この時割りばし等で適度にかき混ぜると酸素が混ざりゾウリムシ培養が捗ります。
何度がこのルーチンを繰り返すと溶液が減ってくるので適当に水道水を継ぎ足しします。
【最後に】
私の場合、ゾウリムシ全滅防止やローテーションを考え、ゾウリムシサーバを4台作り順番に回しています。仕事が忙しくて毎日与えるわけではありません。メインの餌は稚魚用粉末餌で、ゾウリムシはおやつみたいな感じです。(マテ
管理も適当で毎日かき回したりとかやっていません。放置です。
このゾウリムシサーバーでコーヒーフィルターを通してゾウリムシを与えるとサーバー上部500ml分のゾウリムシを大量に&臭い溶液を稚魚水槽に殆ど入れずに与える事ができます。コックを開けるだけで他事をしていてもフィルターにゾウリムシが勝手に溜まります。
(ドリッパーから溢れたことはありませんが最初の数回は様子を見てください)
ペットボトル培養でもドリッパーに溶液を入れる事はで来ますが、数回に分けてドリッパーに入れる必要がある為面倒なんです。(面倒=やらなくなります)
溶液の全交換は2か月毎を目安にしていますが、6か月(秋~冬~春)全交換無しでもゾウリムシが増殖しているゾウリムシサーバーも有りますのでゾウリムシの培養が滞るなら溶液の全交換でリセットで良いかもしれません。
溶液は大変臭いので扱いにご注意ください。溶液の全交換時はトイレに流して処分しています。。
ゾウリムシの増殖が減ってきたと感じたらエビオス錠を4~5粒追加で入れて、効果が無いようなら全溶液交換しています。
春になり暖かくなってから、溶液が赤く色が付いてきたり、臭いも強くなってます。
ご家族やご近所様の迷惑にならない様に、置き場所や運用に十分な配慮とご注意するよう心掛けてください。
以上
良きゾウリムシ培養生活を!(ちがう